『竜とそばかすの姫』感想。※ネタバレあり。

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 2021年7月16日(金)細田守監督作品の『竜とそばかすの姫』が公開されました。たまたますぐに見に行く機会があったので、あらすじを含む感想を述べたいと思います。
※全力ネタバレ、閲覧注意!

 

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①  母を水害事故で亡くした主人公「すず」
②「U」という仮想空間で「歌姫」となる。
③「U」で暴れる「竜」の存在が気になる。
④  竜の正体は、虐待されている兄弟であった。

 以上が簡潔なまとめになります。表記は完全ではなく、水害事故?暴れる?兄弟?など厳密に言えば違う状況ですが、分かりやすく書いています。

 

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 ここからは感想です。細田監督らしく、仮想空間の演出にはワクワクしました。歌姫BELL(主人公すず)の歌唱力と映像としての演出は、この映画の大きな魅力の一つです。「U」の描写はもう少し欲しかったかな。

 最初は、この仮想空間でのインフルエンサーとしての苦悩が描かれるのかと思ったら違い、『美女と野獣』らしい場面や、学園恋愛展開など方向性があちこちに飛びます。そして結末としては、虐待問題が大きなウエイトを占めていくことになり、これには最初はぽかんとしました。

 最後まで見終えると、名も知らない子供を助ける為に命を懸けた母親と同じく、主人公すずも、名も知らない虐待される兄弟を救う行動に出る、との成長演出を見せている(=母親の行動を理解できるようになった)ことが理解できました。この行動が父との関係も氷解させる。

 

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 よく見る感想で、「最後すずを一人旅させるなんて、周りの大人は何をやっているんだ!?」との書き込みを見ますが、これはすずの成長のためには必要な演出で、周りの大人が子供を救っては物語として意味がないのです。

 また、自分の行動に責任を持たせるためには、アバターとしてのBELLではなく、素顔を晒して自分自身の正体を明らかにすること、それがネット世界と現実世界を結びつけ、無責任なネット社会からでも、現実社会での問題を解決できる力を得る、という方向を示しているんだと感じました。

 細田作品は、仮想空間子供教育地域連帯、などこれらのテーマを強く感じますが、本作でも形を変えて描写されていました。廃校での合唱おばさま達はその一部ですね。そういう意味では、安定の細田作品とも言えます。更に虐待問題、ネット中傷をテーマに加えている感じですね。

 

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まとめ
・主人公すずの母への理解、成長の物語。
・素顔を晒し責任を伴う行動から得られるもの。
・家族愛、連帯愛の細田作品。

 以上がまとめになります。時かけ>サマウォ>竜そば、ですかね。
どうも読了ありがとうございました! 

 

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