『シン・エヴァンゲリオン𝄇』を観て。(※ネタバレあり)

読書

 2021年3月8日に公開された、前作『:Q』に続く『シン・エヴァ』。
今回はこの作品の感想を、ネタバレを含み、書きたいと思います。

 

1

 

 まず物語の展開をパート分けしたいと思います。(wiki参照
※wikiはあらすじを含めネタバレ全開なので閲覧注意

① アバンタイトル(パリ市街戦)→ CMを含め約30分
② Aパート(第3村)→ 約1時間
③ Bパート & Cパート(ヤマト作戦、謎解き)→ 約1時間
④ Dパート(マイナス宇宙、ゲンドウ告白、そして)→ 約30分

 3時間(175分)に渡る今回の大作は、4つのパートに分割できます。
①パリ市街 ②第3村 ③ヴンダー ④結末

 

2

 

 エヴァの感想を述べるにあたり、難しいところがあって、

・面白かった!  → よく内容を理解できた。
・面白くなかった → あまり内容を理解していない。

 みたいな傾向があるところです。自分は後者で、『Air/まごころを君に』の方がおもしろかったな、と素直に最初はそう思いました。

 見かけた感想に「最後30分は良かった」というのがあります。今回の新作だと強く感じる部分は最後30分で、前中盤3パートは過去作をなぞった物語のように思えます。自分も目新しいものは少ないと感じました。

 

3

 

 具体的に述べると、いじけるシンジや、ビースト化するアスカ、などは、やはり「一度見た展開」という印象ですね。意図的に今までの決め台詞を繰り返している演出なのは分かります。ただ、視聴者のために用意した集大成のお約束感が強く、少し冷めて観ていました。綾波の喪失は泣けますが。

 その点、最後の30分はゲンドウの告白を経て、物語の呪縛を離れ、駅から脱出する年齢を経たシンジとマリの演出はとても良く、対岸ホームの綾波とカオルは交わることのない逆方向の電車に乗り、そしてシンジ(声が違う)とマリは線路から離れて違う世界に、という喜びを感じる結末でした。

 終盤になると、もはや戦闘とかどうでもよく、結局結末をどうするのか?という意思の影響が強く、数多くの謎やワードやロジックの組み立てなども庵野監督はきちんと構成してると聞きますが、全部投げ捨てる結末になるだろうという予感はしていました。世界は救われたように見えますね。

 

4

 

 少し不満が残る点としては、

・アスカは救出されるとは言え、犠牲になることが多い。
・ミサトは髪を解くシーンを除いて、クールで損な役回り。
・全体を通して説明口調が多い。銃のシーン要る?

 などが思い当たりました。ただこれは最初に述べた通り、「内容の理解」が進むと解決していくことです。要らないと思ってたシーンも、こういう意味があるんだよ、と解説されて納得すれば良いシーンになっていきます。

 エヴァは初期の頃から、難解な謎が面白さの一つで、それを当時ネット住民が想像し予想していくというのが流行りました。エヴァ本も多数出て、流行を牽引していたと思います。理解度が面白さを増す物語です。これから渚司令や加持リョウジに対する考察が多数出てくることでしょう。

 

5

 

 初見終了時点での、強引な個人的まとめをします。

まとめ
・最後30分の新作感は良い。
・謎は解明されているっぽい。まだ理解できず。
・物語の呪縛からの解放。世界は救われた?

 当たり前ですが、おもしろいと思うかどうかはあなた次第。点数は80点。
これから解説動画などを見て理解を深め、余韻を楽しみたいと思います。

 

 

 

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